ネコタミ4−6とりあえず予備保存。
明日、台風が来そうなのでちょっと途中経過を保存しときます。
だってもしまた停電が11日間とかになったらあれなので(;_;)
もうすぐパソコンの充電も切れそうなので、一旦充電のためにも。
以下ネコタミ4−6小説本文の書きかけです。
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『眠虎の民~ネコノタミ~』
第四章『水の国の転輪聖王(チャクラヴァルティン)』【六】
「ボクは生涯、ただ一人の運命の人と愛し合うのが正しいと思う!」
ギンコが手をあげて発言する。
「私も!」カラも挙手し、オウコは黙って頷いた。
「……必要ない。じゃダメ?」フーカが呆れたように腕を組む。
その様子に、ギンコとカラがあからさまにガッカリとした顔を見せる。
「私も同感です。必ずしも常に相手がいなくてはいけないとは思いませんし。……もしいつか、共に生きていたいと思えるような相手に出逢えたら、とも思いますが、特に今現在は恋愛が必要だとは思いません」
ブラッドがフーカに助け舟を出す。
彼は彼で、将来を真剣に考えるゆえに相手選びは慎重にしたいらしい。
「よくわかんないニャ!」
食後のデザートのために起きたリンクが生クリームをいっぱいに頬張りながら言う。たっぷりの生クリームを添えた、濃厚なバニラアイスと甘さの程よいミルクプリンの組み合わせだ。
「オレも」スズも(恋愛って何だろう)と思いながら小さく便乗した。
「マルコは? 王族ってやっぱり特殊?」ギンコが話を振る。
マルコはライオンの威厳をもってだいぶ悩んでから、こう答えた。
「……来る者拒まず、去る者追わず。だろうか……」
「言い方!」ギンコが酔い醒ましの氷水を吹き出した。
ブラッドが弁護する。
「マルコの出身地では女性の方がチームで狩りをする戦士として優秀ですし、立場が高いとされていますからね。
気に入った王族や男性の兄弟のもとに嫁いで、誰も気に入らなければ出ていくのも自由なんです。多夫多妻制というか……。女性の方に強い決定権があるんですよ」
「『炎の王冠《ファイアー・クラウン》の聖地だもんね。
面白いんだよ、元は王族同士の命がけの最も肥沃な土地の奪い合いみたいなものだったんだけど、今はスポーツとかゲームみたいな毎年恒例の試合になってる。
闘う部族の女性チームにそれぞれに特色があって、例えるなら、『くの一VSアマゾネス』みたいに。
頭も体力も技も必要だけど、同盟も策略も裏切りも何でもあり。夏の風物詩だからスズには生で観せてあげられるかわからないけど」
ギンコが一気に話す。どうやら『炎の王冠』のかなりのファンらしい。
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と、今はここまで。
今夜中に完成したらあれですが、よりによって明日病院なんですよね……
できれば早く眠らなきゃだし、そもそも台風被り過ぎで不安。
それではまた……! できれば停電しませんように!!(T_T)