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2024年12月

2024年12月30日 (月)

微妙に修正版。

 

第四章『水の国の転輪聖王(チャクラヴァルティン)』【八】、


世迷言のブログの方で昨日更新しましたが、凡ミス(暦のところ)の

修正と、補足し忘れた色のことなどを加えた修正版をこっちに置いておきます。

 

っていうかね、来年で世迷言の方のブログが無くなるそうですよ。(泣)

まあ最近ようやくこっちの画像の載せ方も解ってきたので、

いっそこっちに統一しても良い気がしてきましたが。

 

ちなみに、建物のモデルは『サマルカンドのモスク』

『イスファハーンのイマームの広場』です。

とても美しいので良かったら検索してみてください。

 

もう本当に、宗教建築だけはキリスト教の教会もイスラム教のモスクも、

まさに神の領域と言って良いほど美しいですよね。

こんなに美しいものが作れるのに、なんで人間は未だに

殺し合う世の中しか作れないんだろうと度々思います。

 

そんなこんなで以下4−8本文です。

今回は多少めんどくさいけど行間を直しました。

(なんでこっちにコピペすると空きが二行分になって反映されるかは謎。)

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 
『眠虎の民~ネコノタミ~』

 

第四章『水の国の転輪聖王(チャクラヴァルティン)』【八】

 

 
 ターコイズブルーの鮮やかな水色をした巨大な丸屋根がいくつか、蓮の花弁のようにして集まり、淡い光を受けて輝いている。

 その先の尖った丸屋根は『如意宝珠』を現しており、民の願いや祈りを受けとり叶える『坎宮水宮』と『坎王』の、慈悲や愛の象徴とされている。

 中央の最も大きく高い一つの建物を囲むようにして、八方向にそれぞれいくつかの丸屋根の建物と、それを門のように守る尖塔が両脇に建っている。
 中には大きく八種に分けられた官公庁がそれぞれ配置されているそうだ。

 船着き場を上がった開けた庭園から坎宮水宮までは、真っ直ぐに舗装された白い大道が伸びており、その両脇には正方形に左右に四つずつ、蓮の花をかたどった八角星型の巨大な噴水が水と光をたたえている。

 その泉水には蓮や睡蓮をはじめとした水生の植物が繁茂し、道のそこここには様々な花の咲く花壇、そして建物全体を囲むようにして低木の樹木が植えられている。
 さらにその園の外側には水路として囲うように、清らかな水の小川が流れている。

 この施設に用のある住民や観光として訪れる旅行者たちは、この美しい庭園を散策し、ベンチに座って談笑したりと、それぞれ思い思いに憩いの場として過ごしているようだ。

 

「でっかい温室の中にいるみたい……」
 スズが建物からさらに上を見るようにして、歩きながら頭上を仰いだ。
 
 実際、巨大なガラスドームのような物の中に建物や庭園ごといるのだが、あまりに規模が大きすぎて自分がどんな場所にいるのかを忘れそうになる。
 中空では小さな蜜蜂が飛び、蝶がひらひらと行き交っていた。

 じっと天井を見ていると、時折上空から金の光が目に飛び込んでくる。
『時の宝輪《カーラ・チャクラ》』と呼ばれる、金色の輪の光だ。
 透明なドームのそのさらに向こうを、歴、月、日を表す輪が、それぞれに時を刻みながら、三重に覆っている。

 ギンコの説明では、「たとえば、『原爆』みたいなものが落とされたとしても、この輪と水球の中だけは少なくとも何百年かは、守られるだけの備えがあるんだよ」という事だった。

「“”知識と知恵と、民の命。それが守られることだけが、歴史に繋がる”」。
 フーカも独り言のように呟いた。
 
『坎宮水宮』に近づくと、その壮麗さはさらに目を見張るものがあった。

 水色や青のグラデーションを基調に、金と紫、白と黒、オレンジ色と緑などの対比の美しい色彩で、まるでイスラム都市のモスクのタイル装飾のように細微な文様で壁が埋め尽くされている。見れば見るほど、それぞれの彩色やデザインが圧倒的な存在感と美しさで迫ってきた。

 花や樹木、動物などを筆頭に、眠虎の民、神だと思われるその他の生き物や龍虎など、壁の一面を詳しく見るだけでも一日は掛かりそうな美麗な装飾だった。
 
 スズが周囲の様子に気を取られていると、いつの間にか建物の内部に入っていたようで、そこには高名な美術館で見るような洗練された受付と、土産物店が展開されていた。

 二階建てで、一階は絵葉書やコップなどの地球の売店でもよく見る小物等、上階には図書館のように、ぐるりと販売用の書籍が並ぶ本棚が置かれている。

「まずは君に見てもらいたいアイテムがあるんだよね」
 ギンコがスズを引っ張って建物中程に連れて行った。

「じゃーん!『マレビトカレンダー』です!」

 そこには大中小、大きさこそは違えど、来年のカレンダーが並べられていた。表紙には壊れたメガネ姿の三十代以降と見られるアジア系の人間の男性が写っている。

 医療従事者が身にまとう白衣姿だが、床に胡座をかきながら三匹の子猫(地球でいうところのペットとして飼われる普通の『猫』の子猫)と戯れて、照れつつも幸せそうな笑顔を浮かべている。

「この人、どっかで見たような……」
 スズは独りごちた。
 気のせいだろうか。微かだが、何か向こうの世界の記憶が刺激された。

「毎年、新しく来たマレビトを表紙にカレンダーとかが作られるんだよ。こっちの世界のみんなに覚えてもらうためにね。来年はきっと今日撮る写真のスズが表紙だよ!」
 ギンコが笑顔で言った。
 
 そんな話は聞いていない、目立つのは嫌だがどうしようも無いことなのかと問おうと振り向いたが、すでに数メートル離れたギンコは、別のカレンダーを指して言った。

「それでこの人がボクの運命の人で――」

「遅い!」
 
 言いかけたギンコの言葉を遮るようにして、凛とした声が響いた。
 振り向くと上階に続く階段に、白髪の美しい男性が立っていた。

 

 

【2024年12月29日 『眠虎の民~ネコノタミ~』

第四章『水の国の転輪聖王(チャクラヴァルティン)』【八】了】

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

やっとこの先3、4話分くらいのネーム(小説だと何ていうんだろう?プロット?

紙のノートにそのまま殴り書いた感じの文章なんです)が出来たので、

この先はちょっとスムーズに発表できるかもです。

 

今年もお世話になりました、皆様も良いお年をお過ごしください。

 

2024年12月17日 (火)

もしも日本でも『同性婚』が可能になったら。

Pc151914 

とりあえず、天海祐希さんにダメ元でプロポーズする女子が

一万人くらいはいそう。日本国内だけでも。

いやそのくらい素敵な方という意味で。❤✨


最近の裁判で『同性婚を認めないのは違法』という判決が出ているので、

逆説的に今後は日本でも同性婚が可能になるのかも、と。

 

私の場合はとりあえずこの謎の病気が自分でも完治したと思えないと

結婚どころか恋愛もままならないので、男性であれ女性であれ、

相手の方に悪いので今現在は無理なんですが。^^;

 

(※診ていただいた全お医者さんから「感染症ではないと思う」と

言われていますが、かといって病名が確定されているわけでもないし、

根治する治療法も提示されていないので。)

 

でも女性同士だったら、けっこう尊敬婚とか憧れ婚、

友情婚とかはありそうな気もします。

男性側のほうはどうなんだろう……便宜上とか称号として? 

やはり増えるのだろうか。

 

一応私の恋愛対象は異性なので、好きになるのは男性ですが、

中森明菜さんの伝説のステージとか観ていると猫を見ているときのように

「愛らしい〜」と永遠に見ていられる感じになるので、

尊敬する方だったら「お仕えします!!」ってなる気もします。

 

『鬼平犯科帳』の梶芽衣子さんとか、女性だとけっこう明確に

タイプがあるんですが。賢く静かに有能な……やはり大和撫子的な。

50歳だろうと60歳だろうとシワがあろうとシミがあろうと、

太っていても痩せていても、心が綺麗な人は私には美しく見えるし。

男女どちらでも、普段は穏やかな、自然と話の通じる人が良いなあ。

 

ついでにいうと、女性の体重、50キロ60キロは普通ですからね。

グレートレースとかで160センチの男性が45キロとか言っていて、

思わず「はあ!?」って言ってしまいましたよ。

そのくらい、男性と女性では脂肪とかの付きやすさが違うものだと。

 

あと友達だったら良いけど、あまりに騒がしい人、普段の生活で

声のボリュームの調整機能がないかのような人だけは苦手かも。

男女ともに外面だけ良くて人をいじめるような人は論外ですが。

 

男性の場合は、その時好きになった人がタイプになるので、

けっこうバラバラなんですよね。どこかで尊敬できなきゃ駄目ですが。

 

好きになったタイプと似ている人(髪型とか雰囲気とか)は

自動的に好感度があがりますが、逆に一度嫌いになるとその特徴ごと

自動的に苦手になるので、数年前と好みがぜんぜん違うということも。

 

20代とかそのくらいの時には

「愛する人が自分を伴侶として望んでくれるのなら、

命をかけてでもその人の子どもを産む!」とか、

「愛する人を産んでくれたお母様には喜んでお仕えします!」

みたいな心境でいた時もありますが、

(具体的に相手がいたわけではないので妄想ですw)みんながみんな、

ちょうど良い年齢でお互いに出会えるわけではないんですよね。

 

『独身税』とかも言われていますが、病気や心理的な影響で

結婚したいと思っても、人に言いにくい理由があって、

できない、しない人も多いと思うんですが。

 

パッと見だけではその人がどんな人生を歩んできたかもわからないし、

事情は人それぞれ違うのだから、罰則的にお金を取ったり追い詰めるよりも、

性犯罪や偏見などを無くして、男女ともに健全で本当に愛のある恋愛や結婚ができる

精神性を高めていったほうがのちの日本にとっては良いと思うのだけれど。

 

まあそんな、今の私にとっては『捕らぬ狸の皮算用的』なお話でした。

 

↓は、何だか縁起の良さそうなお菓子。お正月のお土産にも良さそうですね!


 

2024年12月14日 (土)

ネコタミ4−7、ちょっと補足。他、雑多な話。

 

Pb302895

↑ちょっと影が『猫型ケンタウロス』みたいで面白いなーと

思って登録したけれど、主体が猫なのにズレてる写真なので

却下。みたいな理由で不可となったのでこちらに掲載。

 

「いや、これは影と猫の2つが主体で、

あえて重なった感じで、わざとそう撮ったんです!」

と言いたいが言い訳もできないのがちょっと残念。

 

以前、人体モデルのいろんなポーズみたいなやつを

(マネキンのように顔なしの人の形だけ。

色もあえて薄紫とか肌色に見えないように回避したつもりなのに)

イラストの方に登録したら“アダルト規制”みたいなので不可だったことも。

 

別にいかにもいかがわしいポーズとかじゃなく、

普通に絵になりそうなポーズ集にしたつもりだったんですが。

まあどう使われるか分からないからそれで良かったのかな……。

 

そう、本当にけっこう厳しい審査なんですよ。

 

まあ今回はそんなこんなで雑多な話を。

 

↓以前、救急車を待っているときに観た『幻視』の、

楕円形のオレンジ色の光の中で昔の世代の御夫婦?が

囲炉裏端にいる光景が見えたのがこの小屋のトタンの壁。

Image

ちょうど小判が見上げているところら辺。

ちなみに中には農機具などが置いてあります。

 

そう、これがミックスナッツだよね!!

Pc121874 

こちらはパルシステムさんのミックスナッツ。

やっぱり中身が見えていたほうが安心。

ドンキのあれはすべてピーナッツ袋だったらという

けっこうな確率のギャンブルになってるからね。

 

あと全く関係ないけれど、今BS松竹で『悪の花』やってますね。

もう数年前だと思うけど、『麗』の、育ちが可愛そうだけど超美麗な

王子様役とこの『悪の花』の役で、イ・ジュンギさんのドラマに

ハマっていたことを思い出した……。いわゆるギャップ萌えですね。

今、うちの上善役をあてはめるとしたらこの人が筆頭かも。

 

でも当時は「こんな人と付き合いたい!」とかじゃなくて、

ヒロインに向かって、「この人本当は良い人だから選んであげて!

信じてあげて!!」って目線で応援していて、

「自分もちゃんと精神年齢が上がっている」と思ってたんですが。

 

ジョジョでもジョセフ・ジョースターが一番好みになってたし。

昔はポルナレフ派でした。チャリオッツのキャラ含めて。

 

最近日記に書こうと調べたらイ・ジュンギさん42歳って、

むしろ年が近かった。てっきり今現在27、8歳くらいの人かと……

すごいな韓国の俳優さん……男性でも若見えなのか。

 

私も先月か先々月くらいに訪ねてきた農協のおじさんに

ノーメイクノーマスクで対応したら

「おうちの方いらっしゃいますか?」って聞かれたけどね。

まあ相手の目が悪かった説もあるけれど。

男の子みたいな服装だったし。(髪はショートカット。)

パッと見には背が低いぶん若く見えるんですよ。

 

今もまだ謎の皮膚病で苦しんでいるので、

せめてこれくらいは自慢させてください。

顔に傷跡もまだ残っちゃってるしさ。

 

 

以下、前回まあ何か未完成でスッキリしないけど掲載した、

『眠虎の民〜ネコノタミ〜』第四章の7に、

建物とフーカの服装の描写だけちょっとプラスした版です。

そんなに変わってないので特に読み直していただかなくても。

 

っていうかそのままコピペしただけなのに行間広いな。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

 

 

『眠虎の民~ネコノタミ~』

 

第四章『水の国の転輪聖王(チャクラヴァルティン)』【七】

 

 

 

 通称『水の国』こと、『坎《かん》国』は、眠虎の大陸の北に位置する。

 

 この国の北方はほぼ魔境だとされており、未開の地が広がっている。
 眠虎の民たちが行ける最北端には、“奥の院”と呼ばれる神殿と大辰居が置かれているが、ごく一部の限られた者しかそこを訪れることはできない。

 

 噂では神仙が直接降りてくるとか、そこでこの国の王でもある『坎王』、孔《コウ》が特別な啓示を受けているのだとも言われている。

 

 国の東は主に文化や教育などの施設が多く、舞闘会の開かれる闘技場などもこちらに配置されている。
 南は海運龍港に代表される開かれた港と商業施設、西はカラたちの『紅睡蓮亭』のような宿泊と娯楽をテーマとした建物が多い。

 

 その中央に位置するのが坎王の暮らす『坎球水宮《かんきゅうすいぐう》』であり、他の全ての国の各役所の中枢機関でもある。
 略して『坎球宮』や『球宮』とも呼ばれるが、ここには王立図書館もあり、眠虎の大陸全土の情報と歴史が収められている。

 

 そしてその全ては、地球で言えば『ヴェネツィア』のように水路で繋がっている。坎球水宮を中心に、大まかに言えば八卦図の形で橋や民家などが並び、その間を美しい水をたたえた水路が走っているのだ。

 

 建物の屋根瓦は水色から濃い青色まで、ターコイズのようなブルーグリーンを基調としたグラデーションで彩られている。白い外壁と相まって、素朴ながらも品のある独特の風情がある。

 

 白に近い淡い水色の大理石に似た石で作られた美しい石畳の街路と、それに続く水路。水の色はどこまでも透き通り、水底にまでも光が届いている。
 それでも時々は魚のような光る生き物の影がよぎる。“水清ければ魚棲まず”というが、ここでは清い水でも生物が生きていられるらしい。

 

 船の運行の邪魔にならないような水路の中央には、『梅花藻』のような水中植物が繁茂している。
 水中では鏡に映る幻のように、鮮やかな水草の緑と、慎ましく小さな白い花が揺らめき、水上でもその花のいくつかが、水面に顔を見せた人魚のように、美しく清廉とした姿を咲かせている。
 
 時折その空中の息を吸った花に、青や緑に光る銀細工のようなトンボがひらりと身を寄せ、ふと何かを思い立ったように離れてゆく。

 

 

「で、この金色の龍の船が、坎球宮と行き来してるやつね」
 ギンコが自らとその一行が乗っている船先を、指で指した。

 

 スズたちの乗った船を象っている金色の龍は、紫色の眼を持ち、球形の宝珠とそれに繋がる鐘を口にくわえている。
 時折そこからその存在を示すかのように、ウインドチャイムのような、シャラシャラとした美しい音を響かせている。
 

 

 東は『青龍』、南は『朱雀』、西は『白虎』、北は『玄武』。
 この国のそれぞれの方向に行き来している船のモチーフは、色と形で分かりやすく、方角を司る四神で表現されている。

 

 そして坎球宮のある、この水の国の中央に向かうのは『黄龍』、黄金色の龍の船に乗れば良いのだ。
 観光用に船頭の『ミズサキ』案内人が乗っている大型の船もあれば、自動運転の小型の物もある。いずれも無料だ。

 

 ギンコがいるのだから案内人のいない船でも良いはずだが、スズとフーカ、そして今回は何故かいっしょに付いてきたヤタガラスのダンテは、あえて観光案内の説明をしてくれる『ミズサキ』のいる大型船に乗り込んだ。

 

 今は船の最後方、長椅子のように最も開けた広い席に、仮面姿の三人と魔獣(魔鳥)一羽で並んで座っている。

 

 ギンコはのんびりと真ん中の座席で足を組んで、時々スズに水の国や船上から見える建物などの説明の補足をしつつ、観光を楽しんでいるように見える。

 

 フーカはいつもよりもどこか緊張した様子で景色を見ながら、時々静かに溜息をついたり、何かを振り払うように軽く首を振って顔を上げたりと、物憂げかつ落ちつかない様子ではあるが、基本的には右端の席で『できれば誰にも話しかけられたくない』という様子で、膝から足を揃えて、きちんと座っている。
 服装は白く長いワンピース風のスカートと金刺繍の帯、仮面ごと覆うケープのような帽子と言った感じで、いつもよりも上品で、洗練された印象だ。

 

 スズは左端の席で観光案内に耳を傾けながら、彼の肩や頭の上でどうにも落ち着かないダンテに時々顔や頭を突かれては、そんな二人の様子をそっと伺っている。

 

 朝早く“紅睡蓮亭”を出て、『マレビト登録』に向かう一行なのだから、スズ自身が最も緊張しているはずなのだが、何となく二人の温度差が気にかかる。

 

『マレビト登録』にあたっては、あちらの世界から持ち込んだ全ての物を一時的に提出する義務があり、その後で簡単なテストがあるらしいのだが、具体的なその内容については教えてもらえなかった。

 

 受験勉強で覚えた地球の物事であれば、まだ何とか答えられる問題もあるだろうが、そもそもテストの内容が判らない。
 どんな問題でどう答えるのが正解なのか、点数によってその後の自分の待遇や行先などが変わるのかなど、聞きたいことは山程あるが、ギンコいわく「自分の心に正直に答えるのが一番良いと思うよ」との事で、肝心な事からは話を逸らされていた。

 

 

 やがて巨大な水晶玉のような坎球宮が見えてきた。
 透明なガラスのようなその入口は円形に開いており、船はスムーズに通り過ぎる。この国に入ってから、秋冬の肌寒い感覚への和らぎは感じていたが、ドームのようなこの球体の中に入ってからは、さらに気温の暖かさを感じた。

 

 ちょうど良くスズたちの乗っている船の『ミズサキ案内』も終わり、整然と船の並ぶ美しい船着き場に着いた。

 

 

 船から降り立った者は船着き場の階段を上がり、皆一つの方向に向かってゆく。
 その先には、さながら青い蓮が花開いたような、美しい『坎球水宮』の姿があった。
 

 

 

 『眠虎の民~ネコノタミ~』

第四章『水の国の転輪聖王(チャクラヴァルティン)』【七】了

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

2024年12月 9日 (月)

普通に美味しかったです。ドンキの『きくらげ丼』

Pc061618 Pc061624

なんかネットに掲載してはいけないグロテスクな何かっぽい↑ですが、

安心してください、キクラゲ(きのこ)です。

 

前回のピーナッツの話で自ら振ってしまったので、

責任を持って食べてみようと勇気を出しました。

結果。

 

普通に美味しかったです。これだけでも飽きずに食べられました。

あんかけの『あん』が丁度いい塩梅で、私好みの味。

オイスターソースよ深みを与えてくれてありがとう。

 

ただし、消化はあまり良くないかもしれないし、

栄養バランスは偏っているのと思うので、

これから食べてみる方は自己責任でお願いします。(?)

 

ただ、もう少しキクラゲかご飯を減らしてでも、

紅生姜とかが添えてあったらもっと買いやすくなるかも。

 

はい関係ないですが、ここからは昔の写真を見ていたら

懐かしかったりしたものシリーズ。

 

まずは私が子供の頃からずっと持っている

シルバニアファミリー。

Image-1

たぶんトラ猫の赤ちゃん。雑貨の飾り棚の中。

服はオリジナルでけっこう最近、自分でフェルトを切って作りました。

いやあまりに古くて、なんか服が劣化していたので……。

ちゃんとホックで止められるようにしたんですけどね。

一回ホックの向きを間違えて縫い直しましたけどね。

 

最近のシルバニアファミリーはキリンとかアルパカとか、

いろんな種類があって驚きました……。ペンギンとか。

昔はウサギの女の子とクマの男の子がメインだったような。

 

お次は開けてみたら思いのほか陰惨だったお菓子。

P8250053 

『ひよこ』の類似品かな?

と思ったら……

P8250048

なんか怖っ。

いや……もしかしたらこちらが『元祖』かもしれないけれど。

どっちにしろこれはこれで、もはや別物ですね、なんかごめんなさい。

小鳥というよりはアザラシに見えるような……。

 

 

2024年12月 4日 (水)

写真(Photo)ACに登録しました。

Pb292844 

↑ココのあくび。

 

【★写真AC★Puolukka3712のプロフィールページ】

 https://www.photo-ac.com/profile/26810884

 

無料でダウンロードして自由に使っていただけるサイトさんなので、

良かったらそちらからダウンロードしてお使いください。

 

でも私の写真は今夜登録して審査中なので、

これから何日かしないと、まだ掲載されていないかも。

(けっこう審査が厳しいサイトさんなので、

今回もすべての写真が通るかどうか。^^;)

 

Pb292842

今回このブログに載せている写真もそちらに掲載しようと思って

登録したんですが、↑こんな感じで載ってしまって、

縦に撮った写真がどうしても回転できない。(泣)

 

たぶんそのまま登録しても却下されると思うので、

今回こちらに載せてみました。

 

Pb252711 

『紅葉と小判』。

 

ちなみにプロフィール画像に使用したのは、

以前こちらのブログにも載せた、雲がラッキードラゴン

(『ネバーエンディング・ストーリー』のファルコン)のように

見える(と私は思っている)こちらの写真。

Pb070141_20241204224101 

 下の方に、うっすら虹も↑写っているんですよ。

というかこの時はたしか虹を撮ろうとおもったら、

雲がいつの間にかこんなかんじになっていたような。

 

掲載されはじめたら【新しいXアカウント】 PuolukkaMani913

でもお知らせするかもしれません。忘れるかもしれないけど。

 

写真ついでに数年前、私がペンキ等を塗って

うちにあった廃材を利用して作った井戸の囲いを。

P5290760

建築木材用のボンドを使って、けっこうきちんと作ったんですよ。

Image-2

鍵穴?なんかカッコいい部分とか。

自分で作ったからお気に入り。

 

そしてそれから2年後。

Image-3

雨風にやられてボッロボロに。(悲)

上にいるのはララ。

 

そして今の井戸の姿。

Image-5 

Image-4

上に乗って寝ているのは『しろみ』。

 

こいつもノラで、うちに来たばかりの頃は

うちの猫たちを見ていないところでいじめていたので、

微妙に私は認めていない。(謎)

 

そして母に思い切り甘えてご飯をねだって、

すごくよく食べて太った。

本当に卵の白身のようになってしまった……。

 

2024年12月 2日 (月)

なぜかクロの時だけ『オーブ』っぽいものが映る不思議。

Pb292836 

Pb302897

ちょっと本当にヤサグレている、“昔はワルだったけど

今はカタギに生きている”風に見えるクロですが。

実際ノラで、最初の頃は喧嘩腰の猫だったのだけれど。

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なぜか最近撮った写真にオーブみたいなものが写ったので掲載してみる。

他の猫たちの写真ではあんまりないんですけど。なんでだろう? 

 

あと関係ないけど、昔の写真を遡ってたら、

『Knock Knock』のオオカミさん写真あった。

忘れていたけど、撮っておいたんだ。

P7061837

色々と考えすぎるとつい黙ってしまうんだけど、

思った時に何か言うのも大事なのかもとか。

そんなことを考えている今日この頃です。

 

2024年12月 1日 (日)

クイズです。

 

『和蘭雉隠し(オランダきじかくし)』とは、

何の和名でしょうか?

 

ヒント:皆さんもきっと食べたことのある野菜です。

    お弁当にも適している。私はホワイトもグリーンも好き。

 

そして個人的には『ベーコン巻き』が最高に美味しいと思う。

 

そう、正解は『アスパラガス』でした。

うちの家の畑にもあったらしいけど、アスパラガスは

放って置くと木のように、結構大きく育つらしい。

雉(キジ:鳥)を隠せるくらいに。

 

うん、『アザレア』を調べたら『オランダツツジ』と出てきてその派生的に

オランダ〇〇的な感じでいろいろ出てくる言葉で知りました。

 

オランダゲンゲ=シロツメグサ とか、

オランダシシガシラ=金魚 とか。

 

こんなふうに、ネタとしての情報が蓄積されていく。

この感覚はけっこう幸せで、私にとっては楽しいもの。

今後どこかで使えるかどうかは別として。

 

タブレットで最初に『アザレア』と検索して出てきたのが

このページだったんだけど、3月10日の誕生花だったりするのは

意味がないのか、偶然なのか。とかね。

 

ツツジも、うちにも昔から普通に庭にある植物だから、

猫とともに撮った写真もあったような気がしていたけれど、

過去に遡ってもなかなか出てこない。

 

かわりに(?)うちで今育っている『檸檬(レモン)』の写真を。

 

Pb292866 

今年始めて2つほど実がなって、収穫できそう。(まだ食べていない。)

しかし千葉の日当たりのそれほど良くない土地でよく育ってくれたなあ、とも。

温暖化もあれな感じの象徴なのかもしれないので、喜んでいいのかどうか、とも。

 

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P5102457

でも過去の写真を遡っているうちに、

メウの写真も見ることができるようになりましたよ。

 

まあ色々、語りたいことも語れないこともあるんですが、

とりあえず、猫たちの写真についてもこれからこういう方向でなら

公開できるかも、という道にたどり着いたので、やってみようかと。

 

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